電動化の流れから逆光した後世に名を残す一台
スカイラインといえば日産の長い歴史においてずっと名を残してきたクルマです。
GT-Rが別の車両となってからはRエンブレムのスカイラインは無かったのですが、スポーツセダンとしてRのエンブレムを持った車両を販売しています。
それがスカイライン400Rです。
今回はスカイラインの400Rについてぜひ購入検討して頂きたいポイントを紹介していきます。
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400馬力のV6ツインターボエンジン
400Rの一番のトピックがここですね！
エンジンは新型Zと同じ405馬力のV6ツインターボのVR30エンジンです。元々V37スカイラインは3.5リットルハイブリッドと2リットルターボエンジンのラインナップでしたがマイナーチェンジにより現在V6ツインターボエンジンが標準となりました。
エンジン諸元は
最高出力：298kW（405PS）/6400rpm
最大トルク：475N・m（48.4kgf・m）/1600-5200rpm
VR30エンジンはGTRで培った技術を使用されており（ミラーボアコーティングなど）素性がよく、通常車でも304馬力のエンジンとなっておりそれをさらにターボの過給圧を上げて405馬力まで到達させています。
これはターボの回転センサーの採用や水冷インタークーラーなどエンジンの制御を電気化させて精密にコントロールすることで成り立っています。
ターボ自体は小型なものが装着されているため、レスポンスがよく高回転でのピークパワーではなく吹け上がりのいい楽しい車両になっています。
電子制御サスペンションダンパー
サスペンションダンパーは電子制御式の物が400Rでは装備されています、車体の動きを計測して4つサスペンションダンパーを電気的に独立制御して車の安定感を向上させています。
これにより山道などの右から左に曲がるカーブなどで車体が傾きすぎないようになるため、気持ちよく曲がることが可能です。
高級感のあるハンドリング
V37スカイラインはハンドルから舵取り装置の部分が直接つながっていないダイレクトアダプティブステアリングが採用されています。
これによりハンドルを切った時の動きをセンサーが捉えてタイヤの舵を切ることでパワステなどの機構のラグがなくなりリニアなハンドル操作が実現します。
また無駄な路面からの細かい振動などをハンドルで感じないようにすることで運転手が快適な走行が可能になっています。
派手すぎない特別な外装内装
400Rの外装内装はそこまで差別化はされていないのですが、細かい部分で変更があります。
まずはエンブレムです。Rのエンブレムを与えられた車両には特別感があります。
あとはレクサスのFスポーツなどで採用が広がっているブラックステンレスのモールや赤に塗装されたブレーキキャリパーなどが特徴です。
内装も大きな変更はないですが、赤のステッチが入っている分スポーツカー感が出ています。
まとめ
スカイライン400Rの特徴は以下になります。
- 400馬力のV6ツインターボエンジン
- 電子制御サスペンションダンパー
- 高級感のあるハンドリング性能
- 派手すぎない特別な外装内装
400Rは限定車ではないのですが、すでに絶滅危惧種となっているハイパワーターボ車です。
一時的に価値が下がることはあるかもしれませんが、今後希少価値が出ることは間違い無いでしょう。
現在発売されている、新型Zと共に後世に語り継がれる名車となってくれるはずです。
Zと違いマニュアルミッションでは無いのですが、走れるセダンが欲しい方にはレクサスISなどと比較してぜひ検討してください。
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